今日、たまたまテレビをつけたら写真家の今森光彦さんがトーク番組に出てらして、つい嬉しくて見入ってしまいました。大好きなんです!
生き物への愛に溢れてる!
フィールドワークが楽しい!
わくわくする!
いーなぁー!
わたしもフィールドワークしたいなぁ!里山に住みたいなぁ!できればミニ里山開墾してそこで実ったものを食べたり絵を描いたりしながら暮らしたいな!もっと知らない土地に出かけて、色んな人に出会って、虫とか花とか生き物見つけて愛でたいなぁ!女今森さんになりたいなぁ〜〜。って、思いながら見てました。ははは。
面白いなぁって思ったお話が、日本の里山について、「熱帯雨林は大きな歯車みたいなもので、一ヶ所ダメになると一気に崩れるけれど、日本には星の数ほどに小宇宙のような小さな里山がたくさんあって、細かくそれが集まって日本ができているから本当は強いんです。」という内容。
海があるところも里山とお考えだそう。
北海道から沖縄まで縦長の地形の、海もあって山もある日本。きっと知らないだけで色んな里山がてんこ盛りなんでしょうね!そんなに面白い場所がたくさんあるのに、このまま知らないで終わっちゃうのはなんかもったいないなぁ〜。
今まで見逃しちゃったけど、今森さんの監修の里山の番組全部みたくなりました。そして、行ってみたいな!
去年、日本橋にて今森さんの切り紙の作品展に行った時の感想を書いたことを思い出したので一緒にアップします。
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(*2015年5月に書いた文章です)
GW中に日本橋三越にて開催されていた、写真家の今森光彦さんの展覧会『自然と暮らす切り紙の世界展』に行ってきましたので感想を。
写真家の今森光彦さんは生まれ育った滋賀県の琵琶湖を望む田園にアトリエを構えられています。そして、世界各国を訪ね、生物の生態を追求し広く世界の辺境まで取材をされています。又、里山の保全活動や幅広い野外活動などもされていらっしゃいます。
今森さんのもう一つのお顔は「切り紙作家」。今回の展示では、平面から立体まで約300点程の切り紙作品を展示されていました。
ちょうど今森さんのトークショウのタイミングで、ご本人から制作についての色んなお話を直接聞くことができました(^ ^)
先ず、ご自身のアトリエは自ら土地を開墾して元々あった檜を伐採し、クヌギやコナラなどの雑木林を植えて、里山の生態系を作られたとのこと。そこには色んな虫や花が育っているそうです。
そして、そこに住む虫やお花などを主にモチーフに切り紙を制作されているそう。
切り紙作品はどれもハサミ一本だけで作られたというのだから驚きです!
カッターなどは一切使わないそうです。
基本的には、切り紙は紙を二つに折ってシンメトリーに切り上げるそう。
それが今森さんの切り紙の原点。
なぜなら、自然界は左右対称のシンメトリーで構成されているから。
虫も魚も鳥も花も葉っぱもなんでもシンメトリーですものね。
うん。ほんとに。
歳時記を彩る自然のモチーフの切り紙もたくさん展示されていました。
花、雪、野菜、栗、兜、鯉のぼり、お雛様、鶴、海老、、、
そして、白地の背景に色紙を何枚も重ねてコラージュのように作られた切り紙作品は少しデフォルメされた形が面白く色鮮やかで躍動感にあふれ圧巻でした。
今展示作品の図録のトケイソウとハチドリの切り絵。美しかった!
こちらの作品は、シンメトリーに切り上げる切り紙とは違い、しっかりとしたスケッチと”計画”をもとに制作されるとのこと。
なるほど、なるほど。
形のデフォルメ、影の色合い、花と生き物の構図と画面構成。綿密な計画がないと仕上げられないですよね。
みていてワクワク。
ほんとに素敵でした~。
唯一の立体作品の昆虫の立体切り紙。
楽しかったなぁ~!
ヘラクレスオオカブト、ノコギリクワガタ、カブトムシ、オオムラサキ、アサギマダラ、、、
今にも羽を広げて飛び立ちそうな色とりどりの41匹の虫たち。
ずっと眺めていたかったなぁ。
自分も作って愛でたい!
なので作り方の本を買ってしまいました!
夏休みになったら、甥っ子姪っ子たちと作って遊ぼうかなと今から楽しみにしております。
今森さんの住んでらっしゃる滋賀県は、二番目の姉一家が数年前に住んでいたこともあり、しょっちゅう遊びに行っていたので、とても身近に感じる場所です。よく琵琶湖近辺や信楽にも行きました。懐かしい。
そんなことも思い出した展覧会でした。