(*2015年12月に書いた文章です)
自分の絵は織物みたいなものかもと、書きましたが、、
よく考えたら私はちいさな頃から模様のような絵ばかり描いておりました!
それはなにかというと、漫画の背景の模様。
漫画っ子でしたから。
小さい頃は空気を吸うみたいに、三度の飯的に漫画ばかり描いてましたし。
やはり、漫画の影響は大きいです。
私は末っ子なんで随分早くから、姉たちにまじって字も読めないのに訳も分からずに漫画を「読む」否、「見て」いたので、
漫画特有のコマ割りとか、吹き出しとか、擬音とか、背景の模様とか、大袈裟な表現とかが、面白くて、面白くて!
それで、あれを描きたくて。
なので真似から入って、そのうちオリジナルの物語を作ってよく描いたものです。。
楽しかったですね~。
ところで、漫画といえば、昨日突然届いた漫画家の水木しげる先生の訃報。
昨日は色んなメディアが、水木先生の訃報のニュースで持ちきりでしたが、
水木先生といったらやっぱり妖怪。
我々は「ゲゲゲの鬼太郎」をみて育ちましたからね~。
初めは訃報のニュースにガーン!だったのですが、
その後、先生はご自身が描かれていたような妖怪の世界にただ戻っちゃっただけなのかもしれないと思ったら、寂しいという感じじゃなくなんとも自然な感じがしたといいますか。
あの世とこの世を繋ぐような名作を数多く残された先生だからこその説得力かもしれませんが不思議ですね。
なので、あの世とこの世はそんなに遠くにあるわけじゃないのかなぁと感じたり。
あの世は見えないだけで一枚膜を隔てたくらいのすぐ側のものでしかないのかもしれません。
それこそ、一枚の布を隔てただけのような。
昨日書いた子どもたちとのシーツや毛布の布遊びみたいなもので。
あのシーツ越しにこちょこちょされるドキドキ感のような、、、
ガオーと毛布怪獣に食べられくるまれて、真っ暗の毛布でそわそわ何が起こるかジッと息をひそめている時のような、、、
布に隠れてはひょこっと顔を出して見つかって、またビックリして隠れてを繰り返すかくれんぼ遊びのような、、、
きっとあの世ってそんなものなのかも。
肉体という一枚の衣に閉じこもって、何時迄もかくれんぼしているのは、私たちこの世の人間の方なのかもしれません。
しかも、隠れてるつもりが、あの世の妖怪たちにはずーっと丸見えなんですけどね!(^ ^)
死ぬまで終わらない逆鬼ごっこ。
この世の人間の方が実は、鬼だったなんて顛末で。
そうですよね。生きてる人間の方が妖怪なんかよりよっぽど怖いですものね!
何にでもなれる一枚の布のように、自由自在で七変化する妖怪の世界の方が、ずっと愉快なのかもしれないなぁ~(笑)
とりあえずは、
この世で肉体という衣を纏っているうちから、愉快な妖怪になるべく精進したいと思いました~。
そうそう、水木しげる先生みたいなね!
早速、来年の目標ができました!
水木しげる先生ありがとうございます!
( ´ ▽ ` )
ちなみに私は、めだまのオヤジと一旦木綿が好きです。
(≧∇≦)
妖怪的な世界観が粋でカッコよい、椎名林檎さんの「神様仏様」のMVが今日書いた内容となんとなく世界観がリンクするなぁ。大好きなMVです。