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「いいゆめ・ゆし・きぶん。」

イラストレーター佐藤右志の脳内備忘録ブログ

織り込むように描きたい①

日々の頭ん中

(*2015年12月に書いた文章です)

 

だんだんと冬らしくなってきましたね。

 

年末になると世間様の時間の流れが突如早くなるので、
そんなペースに流されず、自分のペースでいつも通りにじっくり作品作りしながらすごしたいなぁとなんとな~く思っておりますが。。


さて、私は絵を描く人間なので、かれこれ長いこと絵を描いてきたわけなんですが、同時に自分の描く絵の変化も、長いこと自ら観察もしてきているわけでして。


(そっか、メタ認知的な作業をしてきてたんだ。。)


描く本質みたいなものはきっと変わってないんだろな~と思いつつ、表現の仕方は年月と共にやはり試行錯誤変化しているもの。


それで、最近ふと、なんとなく自分の絵を見ていて急に思ったんです。


∑(゚Д゚)!


「私、もしかして”描く”というよりも”織っている”のかも!」


と。


…意味わかっていただけますか?


(^_^;)


なんだか自分的にはとってもフィットする感覚に辿り着いたと申しますか。


今の自分の作風は繰り返す模様のような絵なので、まさに機織りするみたいに絵を描いていますし。


そういえば私は、昔から布が好きでした。


ええ、眠るのが趣味ですから(笑)
もうずっと眠っていたいくらい(汗)
怠け者なんですよ(ーー;)


布にくるまれる心地よさ。
柔らかさ、あたたかさ。
安らぎ。


美しい色の、美しい柄の、気持ちの良い手触りの、一枚の布さえあれば、いくらでも遊ぶことができたっけ。


小さな頃は女の子らしく、一人でよくお人形遊びをしたものです。


綺麗な柄のハンカチだとか、ガーゼとか、いらない端切れとかを家中引っ張りだして、ドレスにしたりワンピースにしたり。


それから、甥っ子や姪っ子が今よりも小さかった頃、よく毛布やシーツで一緒に遊ぶのも好きだったな。


毛布を大きな怪物のようにして、子供たちをガバッとくるんで食べちゃったり、シーツの上からこちょこちょしたり(大ウケ!)、かくれんぼしたり。お家や飛行機にして一緒にくるまれて乗ったりすごしたり。


最後は海にして押入れからダイブして泳いだり!(羽布団、敷き布団)


形になってないただの布は、自分の好きなようになんにでもできるから、それが大好きだったんだよね。


布一枚さえあれば、もう充分だったのだよなぁ~。

 

だから、”布”的な感覚の表現物を作りたいっていうのがいつもどこかにあるのかもしれませんね。

 

細いペンや絵筆で線を描くとき、

一本の糸を紡ぐみたいにして、

何本もの色とりどりの糸を紡ぎながら、

同時に縦に横にと織り上げるように、

一織り一織り大切に、

こらからも布的な作品を
描いていきたいなぁと、

ほわんと、
幸せな子ども時代の原風景に立ち帰りながら思ったのでありました~。