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「いいゆめ・ゆし・きぶん。」

イラストレーター佐藤右志の脳内備忘録ブログ

節分って本当は何だろ?って考えてみました。

日々の頭ん中

 

 

「花は花。花の形を問うものなどいやしない…」(独り言)

 

早いもので、今日から2月!そして、そろそろ節分ですね~。


すっかり世間は恵方巻きとバレンタインデー商戦一色ですけどね…(^▽^;)


さて、節分といえば「鬼は~外!福は~内!」って豆撒いて年の数だけ豆食べてって感じくらいの行事でしか頭にないですけど、ホントはどーなんだろ?


Wikipediaでザックリ調べると…


季節の変わり目には邪気(鬼)が生じると考えられており、それを追い払うための悪霊ばらい行事が執り行われる。
~中略~
豆(魔目)を鬼の目に投げつけて鬼を滅する「魔滅」に通じ、鬼に豆をぶつけることにより、邪気を追い払い一年の無病息災を願うという意味合いがある。


とのことです。なるほど。。


節分って丁度、立春の前日。
そして、今年は1月28日が旧暦元旦。
なので、旧暦だと丁度今は新しい年が始まったばかり、季節の変わり目ともいえますよね。年末年始の邪気払いという訳か。


ところで、邪気=鬼だそうですが、そもそも払おうとする邪気=鬼ってなんなんでしょうかな?


そう考えてパッと思い浮かんだのが、積ん読状態になってた内田樹さんの『呪いの時代』

 

『すべては自らかけた
「呪い」から始まった。

他人を呪うことは、自らを呪うこと。「ほんとうの私」なんてどこをさがしてもいない。そろそろ、ありのままの自分を受け入れて、もっと自分を愛そう。そして、他者にも祝福の言葉を贈ってみよう。それが「呪い」を解く鍵なのだからーー』

 

…題名と帯文句がすごいですよね
( ̄◇ ̄;)


数年前、インパクトがあって今の時代を絶妙に言い当てられてる感じがして、面白そうだなと本屋さんで即買いした本。


斜め読みして積ん読状態だったんですが、なんか「呪い」って言葉と「鬼」って通じる気がしました。。


「呪い」っていうとオドロオドロしくて嫌な印象の言葉なので、「間違った思い込み」とか「手錠」って言葉に代えても良いかもしれませんね。


自分で自分に勝手にかけた「呪い=間違った思い込み=手錠」。


「私はどうせ○○だから、○○なんてできやしない、○○してはいけない(資格がない)」
…こういう感じでしょうかね。


で、そういう「呪い」的思考パターンって、大抵、罪悪感に由来していて。


自分への罪。そして罰。


でもね、そんなもの相当倫理観に背いた事じゃない限り、よっぽどじゃなきゃないようにも思ったり。自分で勝手に罪と罰の手錠かけちゃってるだけなんだ。


大抵、世間や他人のものさしで「良し悪し」を図って罪にしたり、罰にしたりしてるんじゃないだろうか。。


それを「正義」とか「正しさ」ってしてしまうと、自分の素直さが時に罪のように思えてしまうことがでてきてしまったり。


結局、本当の「正しさ」なんてないんだ。
「正しさ」じゃなくそれぞれの「素直さ」しかないんじゃないだろか。


理屈抜きに自分がいいなぁって感じたその感覚だけが紛れもなく自分にとっての真実なのだし、思うことそれ自体は罪ではないからすなわち罰もない。。


昔、ガリレオガリレイが天動説主流の世の中に「それでも地球は回ってる!」とどんなに糾弾されたとて地動説を唱え続けたように。


…ちょっと逸れましたが、「呪い」って、「自分の真実に目を瞑り、忘れたふりをし自分を騙すこと」なのかも。それは誰かに「呪い」をかけられるのではなく、知らず知らずの内に、自分で自分に勝手にかけたもので。


でも、自分で自分にかけたのだから、自分で解くこともできるのだと思うし、最後の最後は自分でしか解けないんだと思う。


それから「呪い」をかけられるのなら、「魔法」だってかけることもできるのかも。「魔法」=すなわち「良い思い込み=何処でもドア?(笑)」


でも、「呪い」に一度かかったからこそ「真実」に気づくって逆説もあるから、「呪い」が一概に悪いともいえない。。「魔法」が勘違いの「全能感」に結びついてしまうことだってある。。


ぐるぐる…(^▽^;)


なんだか小難しい話になっちゃいましたが、節分で払う邪気=鬼って、きっと、自分自身で自分にかけた「呪い」なんじゃないかなぁ~と思ったのでした。


で、「呪いよ、あっちいけー!」ってより、「本心に気づかせてくれてありがとー!」って払うのはどうかしら?
だって、その鬼はなんやかんやいっても今までの自分自身で、愛着や居心地の良かった鬼だったわけだし。ははは(^_^;)


鬼を払わない神社とか宗教もありますしね。

「コンチキショー!」でもまぁいいですけどね。スッキリするかもね(笑)


そんなわけで、節分前にこんなことを思ったわけでした。