「いいゆめ・ゆし・きぶん。」

イラストレーター佐藤右志の脳内備忘録ブログ

日々の頭ん中

誰か故郷を想わざる/根無し草

(2015年7月に書いたものです) 家族 と 故郷 それは 憧れ と 懐かしさ 喜びであり、悲しみ ゆるしであり、あきらめ 揺りかごであり、鳥籠 墓場であり、砂の城 血 と 精神の 記憶 と 共有であり、 地 と 肉体の 忘却 と 独占 時間 と 空間の 共同創造であり、…

胸を貸したり借りたり

(この文章は2016年1月に書いたものです。) 今日は成人の日ですね~。 成人式を迎えられる20歳のみなさん、御目出度うございます! そんなわけで自分の成人の日を思い出しながら、成人って何だろうと想いを馳せてみよう。 そうそう、自分の成人式は関東地方に…

三角の不思議

三角型というのは不思議な形である。 力学的に絶妙なバランスを保つ。 人間関係の中にも三角型はよくみられる。初めは一対一の関係から出発し、いつのまにやら三角型に発展するのがほとんどだ。 一対一という二極の軸は力学が崩れると逃げ場がない。 真向か…

骨を美しいと何故思うのか、ずっと考えていた。 晩年、癌を患い痩せ衰えてしまった父の姿を折に触れよく思い出す。 よく人は、病によって痩せ衰えていく人の姿をみて憐れむが、何故だか私は病床時痩せゆく父をみてそう感じることがなかったように思う。もち…

届かなかった手紙のその後

(この文章は2015年に書いたものです) 昨日は嬉しいハプニングがありました! 今から約10年前に、地元で絵画教室を主宰していた時の教え子からフイの連絡があったのです!! 当時、小学生だった教え子がインターネットを通じて私を発見してくれたみたいでして…

心はタイムラグを一瞬で超える

(2016年9月に書いた文章です) 面白いもので、去年くらいから、不思議な再会が我が身に頻発している。 去年の今頃のことだったか、10年前に絵の教室をしていた時の教え子からSNSを通じて不意の連絡をもらった。 当時小学4年生だった彼はもう高校生になってお…

海と溶け合う太陽

私の中には2人の自分がいる。 愚かしいほどに、感情に溺れる自分 と 恐ろしいほどに、無情に観る自分 優劣もなくどちらも同じ自分。 感情の海に溺れて苦しくなれば、そんな自分を高く空を飛ぶ鳥になってただ見つめる。 鳥になると楽だ。 視界がパッと開けて…

せつない星・優しい星

生きることはせつないことだなと思う。 今、この瞬間に見た景色の美しさが、 永遠に続くように思えても、 砂がさらさらと崩れてこぼれ落ちていくように、 一瞬の出来事として瞬く間に消えていく。 握りしめた雪が、 掌の中で溶けて無くなるように。 本当はわ…

あたしの平成最後から二番目の誕生日

「お母さんがわたしを産んだから今日は美味しいものを一緒に食べられるんだね〜」 「わたしが生まれたから今日は美味しいものを一緒に食べられるんだね〜」 と、 のほほんと言いながら、今晩は親子水入らずでちょっと上等なお寿司を食べた。 そうだよね。 産…

夢と現実

(*2016年2月に書いた文章です) 昨日、Twitterにて気になるつぶやきを見つけた。私は善し悪しの判断抜きに自分の心にひっかかった、自分の感度が『ピン!』とか『もやっ』とするツイートはメモ代わりにリツイート若しくはふぁぼる傾向にあり、今回もそうして…

節分って本当は何だろ?って考えてみました。

(この文章は2016年2月にかいた 文章です) 「花は花。花の形を問うものなどいやしない…」(独り言) 早いもので、今日から2月!そして、そろそろ節分ですね~。 すっかり世間は恵方巻きとバレンタインデー商戦一色ですけどね…(^▽^;) さて、節分といえば「鬼は~…

雪を想う

(2016年1月、年始に書いた文章です) 〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜 一昨日、大雪が降りました! 数日前の春の様な陽気がウソだったように朝眼を覚ましたら一面の銀世界。 私はそれを見て小躍り!「長靴用意して新雪にサクサク足跡つけながら出かける…

だから橋を架け続ける

(この文章は2016年9月に書いたものです。) 最近、あらためて「コミュニケーション」について考える機会が立て続けにありました。そもそも、コミュニケーションってどーゆーことなのかって、根本的な初歩的なところをもう一回ちゃんとやっておきなさいよーっ…

置かれた場所で咲く

(この文章は2017年1月1日にかいたものです。) 人がこの世を去る時、その命と引き換えに、どんなものにも代え難い素晴らしいプレゼントをこの世に残していく。 残された人が、その後を生きていくための”光”を必ず残して人はあの世へと旅立つ。 宮沢賢治さんの…

縁は異なもの味なもの

(この文章は2016年11月に書いたものです。) 人との出会いほど面白いものはない。 人とのご縁とは本当に不思議。 縁は異なもの味なものとはいうけれど。 (ここでは男女に限らず、全てのご縁、人脈に関して) 本当にそーだなと思う。 老若男女、国籍問わず、 色…

一対一野球の手の抜き方

(この文章は2016年11月に書いた文章です。) 以前、「一対一野球」という、甥っ子が小さい頃によく野球の遊びと称した練習に付き合っていた話を笑いを込めて書いたのですが(一本前の11月30日の記事)、そういえばと、思い出したことがあります。 それは、”一対…

”死への抵抗”から”死の受容”へ、そして”今を生きる” 私的 ボルタンスキー考 その2

(この文章は2016年11月1日に書いたものです。) 春から始まったボルタンスキー作品を巡る、巡礼の旅の締めくくりとして、秋の巡礼の旅の地”豊島”に、再び訪れました。 春季と同様、自転車にて、風を感じながらの自然豊かな島巡りを満喫しました。 秋の豊島は…

”死への抵抗”から”死の受容”へ、そして”今を生きる” 私的ボルタンスキー考 その1

(この文章は2016年10月28日に書いたものです。) 今年は、瀬戸内国際芸術祭の春季で、ボルタンスキー作品の「心臓音のアーカイブ」に出会って以来、秋分の日から始まった東京都庭園美術館での個展へも足を運ぶことになり、知らず知らずのうちに、何故か、ボル…

自立

ダブルバインドの連鎖 ピラミッド型社会 力の奪い合い 不信感と不安感 そういうのなんかしんどいね。 正義感からの怒りのエネルギーは パワーは強いけど 最後には 自分にも毒がまわって、 自分も焼き尽くしてしまうね。 もう そういう原動力は 卒業したいな…

一番身近な自然

(*2016年2月に書いた文章です) 自然と向き合う。自然のなかで暮らす。 そう問われた時、大抵は、木とか森とか山とか川とか海とか、そこに暮らす野生動物とか自然環境保護だったり、都心での緑化とか家庭菜園、ナチュラルライフ的なことを思い浮かべることか…

私の太陽

(*2015年7月に書いた文章です) 昨日は土用の丑の日でした。 確か、暑気払いとして、うなぎを食べるということだったか。 いよいよ夏本番の暑さになってきた。 白昼、ジリジリと照りつける陽射しが肌を焼き、汗がじわりと吹き出し滴り落ちる。 緑は青々と繁…

善玉菌と悪玉菌

ドス黒さを ちゃんと飲み込んだ ドス黒さの そのドス黒さを あぁ、ものすごいドス黒ーいと 認めちゃったら なんだか少し スッキリした あるものを ないものになんて できないし 黒いものを 無理矢理 白いものに する必要なんて ないんだ 善玉菌と 悪玉菌 両…

玉虫色

心、 体、 感情、 状況、 日常、 時間、 空間、 夢、 私を構成する 色んなものの 砂つぶが 水の中を 断層のように 虹色に重なりあって 入っている 私という小さな器 大きくてするどい匙が 断層を突き崩すように 底辺から かき混ぜて 虹色の層は崩れて 色とり…

一瞬の瞬き

Twitter、Facebook、Instagram、ブログ…今の時代欠かすことのできないSNS色々。 老若男女、公私、喜怒哀楽、個々人が思い思い、どこに届くかもわからない、どこに届けるわけでもなく、毎瞬毎秒、つぶやき、洩らし、語り、吐き出し、何かを電波にのせて表現し…

からだがあるわたし。その3 弱さという強さ①

私には長い間、身体的劣等感があったように思います。 それは外見的なものというより、「元々もつ身体の力が弱い」という劣等感。 元々私は小児喘息持ちで、季節の変わり目などには必ず風邪をひき、その度に喘息の発作を起こし、いつも学校を休みがちな虚弱…

からだがあるわたし。その2

すごくややこしい話をする。 もしかしたら今までの私は、「身体がある」という意識がとても希薄な人間だったのではないかと、最近 やっと自覚した。 というより、無意識に「身体がある」ことに抵抗し続けてきたのかもしれない。 それは何故かと考えてみたら…

からだがあるわたし。その1

最近、私の心が私の身体と仲直りし始めているのを日々感じている。 なんじゃそりゃ?って思われるかもしれないが、仲直りって言葉が一番しっくりくる表現だから、その通りにとりあえず書く。 私の心が私の身体さんに「ただいま〜」と言って、私の身体さんが…

じゆーだ!

たとえ 一瞬の 夢だろーが、 幻だろーが、 仮初めだろーが、 私の世界は 全部 ホントーだ。 嘘も、 誤魔化しも、 逃げも、 隠れも、 したくない。 どんな環境でも、 どんな状況でも、 ホントーは じゆーだし、 全部自分の心次第。 私は私だ。 遊べー! 楽し…

一足早いクリスマスプレゼント

2016年も、早いもので残すところあと一週間となりましたね! 今週末は、老若男女お待ちかねの楽しい楽しいクリスマスですが(笑)、今日私は、一足お先に素晴らしいクリスマスプレゼントをいただきました〜。 ちょうど外国の美術大学の一学期を終えて年末年始…

偏愛上等!

以前、虫を偏愛する「虫屋さん」の虫愛に感動した感想をサクッと書きましたが、そういえば私にも偏愛する生き物が身近に、、、 そう、それは、、、 我が家で溺愛しているウーパールーパー2匹。 栗顏のルーさん!(ゴールデン) イチゴ大福顏のウーさん!(リュ…